ストレートで、濃密な、愛の物語。
著:ディー・レディー
訳:江國香織
ある猫の一生の物語です。
動物ものは必ず泣かないといけないので、敬遠するのですが、訳者が江國香織さんだったので、思わず手に取ってしまった。
文章は、いつもの江國さんの冷静なものだったので、途中、これは泣かずにクリアできるかなと思ったけど、やっぱり最後はダメ。
純粋で情熱的で、気高くも愛すべきダルシー。
素晴らしいお話でした。
もうひとつ読んだのは、角田光代さんの「月と雷」。
こちらは、ある意味壮絶な女の生涯のお話。
人は、必ずしも思った通りには生きられない。
けれども、自分の進む方向は、きっと自分が決めているのだ。
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